秋の旬の食材でもあるさんまは、様々な調理方法で親しまれています。
その中でも、焼き魚としてさんまを味わうのが人気となっています。
そこで今回は、さんまの焼き方のコツや焼く前の下処理の方法などについてご紹介しましょう!
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さんまの焼き方~七輪焼き~
秋の風物詩として炭火を使って七輪でさんまを焼く光景が見られることがあります。
さんまの香ばしい匂いが漂ってきて、食欲の秋の季節にふさわしい調理方法だといえますよね。
グリルやオーブンなどと違い直火で焼くことが醍醐味となっている七輪ですが、生焼けになってしまったり、火が入りすぎて丸焦げになってしまうといった失敗談もよく聞かれます。
そんな方におすすめな七輪を使った美味しい焼き方のコツをご紹介しましょう!
網に油を少量塗っておく
さんまを焼く前に下準備をしておくことが大切になる七輪ですが、まずは網に少しだけ油を塗っておくと、さんまの身がくっつきにくくなります。
せっかく焼けたのに網に身がついてしまうと、さんまがボロボロになってしまう原因となってしまうので覚えておきましょう。
また、網の大きさについては、焼き方にムラを出さないためにもさんまがはみ出さないようなサイズを選ぶことをおすすめします。
炭でしっかり火をおこす
七輪を使う上で最も重要なポイントとして、火力の問題があります。
煙が出やすいことから、野外で七輪をすることが一般的ですが、強風などで火が消えないようにしっかりと火をおこす必要があります。
火力が弱ければ生焼けになる原因にもなりますし、さんま全体に火を均等に通すためにも大切な作業となります。
焼き具合を小まめに確認する
七輪を使ってさんまを焼く場合、もっとも難しいとされるポイントとして挙げられるのが、火加減の調節です。
脂の乗った状態のさんまを使うことが多い季節でもありますので、焼いている最中に溢れ出した脂が炭火に滴りおちるといったこともよくあります。
実はこの時にあがってしまった火柱があたることによって、さんまを余計に焦がしてしまう原因となってしまうのです。
オーブンやグリルとは違い、均一に火が当たるわけでないので、火の加減を小まめに確認しながら、さんまの焼く具合を把握しておきましょう。
丁寧にひっくり返ることも大事ですが、基本的にはあまり動かさずにじっくりと焼き上がるのを待ちましょう。
表面の皮のパリパリ具合が出来上がりのサイン
七輪を使ってさんまを焼く場合は、少し焼き過ぎかもというくらいが実はベストなタイミングといえます。
さんまの表面の皮がパリパリとなって焦げ目が付いている状態になれば、さんまの七輪焼きの完成であります。
皮のパリパリ具合を楽しむというのがさんまを楽しむ醍醐味の一つとなっていますよね。
その中に包まれたふっくらとしたさんまの身を一緒に味わうことによって、七輪でしか出せないさんまの旨味を味わうことができるのです。
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さんまの焼き方~フライパン~
引用:https://cookpad.com/
手軽にさんまを焼くことができるということで、フライパンを使った調理方法が活用されています。
グリルなどがない家庭でもフライパン一つで秋の味覚が楽しめるというのは嬉しいことですよね。
そんなフライパンを使った美味しい焼き方のコツをご紹介しましょう!
クッキングシートを使う
フライパンで焼き魚をする際によく使われる万能アイテムとなっているのが、様々な用途で使えるクッキングシートです。
油なしで焼き魚ができることでも重宝されていますし、後片付けも簡単ということで愛用する方も多いようです。
また、クッキングシートを使う場合は、フライパンからはみ出さないような大きさに調整することが大切です。
大きすぎてしまうと引火の原因となってしまうので、フライパンのサイズに合わせてハサミなどで切っておくと良いでしょう。
余分な脂を小まめに取り除く
油なしで調理ができることが利点でもありますが、その分さんまからの脂が出やすい状況になっていますので、クッキングペーパーなどで小まめに取り除くことが仕上がりを良くするポイントとなっています。
余分な脂がなくなれば、表面の皮もパリパリになりやすくなりますので、丁寧に焼き具合をチェックしていきましょう。
ひっくり返したら蓋をしない
さんまの焼き魚といえば、香ばしさを味わえる表面の皮の焦げ加減が重要になりますが、身の片面をひっくり返したら蓋をしないようにすることによって、より皮がパリパリとなりやすい状態になります。
蓋をしてしまうと蒸気がこもってしまいますので、カリカリ具合を大切にしたい場合は蓋はしないようにしましょう。
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さんまの焼き方で時間は重要?
七輪やフライパンなどでさんまを焼く場合、時間がかかりすぎるのではと不安になる方もいるかと思いますが、実際はどのくらいの時間が目安なのでしょうか。
まずは、七輪でさんまを焼く場合は、炭火の加減や風などの影響によって変わりますが、20分くらいが目安となっています。
焼き加減にムラのできやすい難しい焼き方でもありますので、時間はあまり気にせずに実際のさんまの焼き具合を見ながら仕上がりを確認することが重要になります。
しかし、あまり時間をかけすぎると丸焦げになってしまう原因となってしまうので、気持ちに余裕を持たせながら焼くことをおすすめします。
次に、クッキングシートを敷いた状態のフライパンでさんまを焼く場合は、主に中火で焼いていくのですが、6~7分くらいで片面を焼いて、ひっくり返して4~5分くらいが目安です。
この時、ひっくり返すのは1回のみにしておくことが重要ですが、これにはさんまの身がボロボロにならないのを防ぐ効果があります。
その後、お好みの焼き加減にしながら4~5分ほど焼けば完成となります。
表面の皮がパリパリとなっているのが美味しく味わえるサインとなっていますので、注目しながら焼いていきましょう。
いずれにせよ、焼き加減というのは好みの問題になってくるところもありますので、目安となる時間を参考にしながら調理していくことが大切ですね。
私の場合は、さんまの表面の皮がパリパリしている状態が好きなので、焼き過ぎてしまいそうになる寸前くらいで網からとりあげています。
表面が香ばしい分、中身がふわふわととろけるような食感となるので、口の中いっぱいに秋の味覚を感じることができるのでおすすめです。
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さんまのはらわたは処理する?しない?
引用:http://ojimaru.blog.fc2.com/blog-entry-352.html
さんまを焼く前の下処理をする際に、はらわたを取り除く方も多いと思います。
実は、はわらた自体はアミノ酸やビタミンAなどの栄養価の高い成分が含まれており、免疫力を高めてくれる効果もあります。
さらに、独特な苦みもありますのでお酒を好んで飲む方には親しまれているのです。
それではここで、はらわたが好きな方と嫌いな方の口コミを聞いてみましょう。
・さんまのわたってめっちゃ苦いイメージ。
・さんまの内臓食べれる人の味覚が信じられない…。
・さんまの美味しい季節ですが、私は苦手なのでわたを取り除きたい派です!
・確かにさんまの内臓は苦いけど、癖になるからやめられない。
・日本酒とさんまのわたの組み合わせ最高!
・さんまのわたを残す人は全部私に売ってほしい、そのくらい好き。
はらわたのイメージはそれぞれですが、好き嫌いが別れやすい部分だといえますね。
嫌いになる要因として苦味を気にしている方が多い印象ではありますが、はらわたの前半分の部分に苦味の元を集まっているので、その三分の一くらいを取り除くことによって苦味を感じることなく食べることができるのです。
ちなみに私は、積極的に食べるわけではありませんが、元々苦味などに抵抗がないので、さんまにはらわたが付いている場合はそのまま食べてしまうタイプであります。
しかも、栄養価が高い部分ということを知ったので、次さんまを食べる際には積極的に食べてしまうかもしれないですね。
そんな好きな方は癖になるくらい食べてしまうはらわたですが、実は食べる際に注意しなければならないことがあります。
実は、秋になるとはらわたに生息しやすい「アニキサス」という寄生虫によって食中毒になる方が近年増えているのです。
芸能人の方が被害にあったことで注目の的となった寄生虫ですが、さんまなどの青魚のはらわたに多く見られることが確認されています。
体内にアニキサスが入ってしまうと、激しい腹痛や嘔吐などを引き起こしてしまう恐ろしい生物なのです。
その影響もあって、下準備の際にはらわたを積極的に処理するお店もあり、はらわた好きの方にとっては厳しい環境になっていますが、冷凍処理や加熱処理をすることによってアニキサスを死滅させることができます。
しっかりとした下準備をすることによって、はらわたを食べることができるのは嬉しいことですが、食中毒にならないようにするためにはできればはらわたを処理することをおすすめしたいですね。
さんまの上手な骨の外し方!
焼き魚を食べている最中に、骨を処理する手間が面倒で食べるのが嫌になってしまう方が意外と多いようですが、さんまの骨もしっかりとして取りにくい構造となっています。
骨が口の内部に刺さったりすることによって、焼き魚を食べることを躊躇してしまっている方にとっては、せっかくの秋の味覚を楽しむ機会を逃してしまいますよね。
そんな悩める方におすすめしたくなるような、さんまの骨を簡単に抜き取ることができる魔法のような方法をご紹介しましょう!
まずは、さんまの背中とお腹部分を箸でまんべんなくつまみ、尻尾の部分をねじるように切り離します。
そして、えらの部分に箸を入れながら頭の方へゆっくりと引っ張っていくと、びっくりするくらい簡単に骨を取り除くことができるのです。
中心となる背骨部分がなくなることによって、皮と身をそのまま箸で掴むことができますし、骨に躊躇することなく箸を入れることができます。
テレビ番組などで紹介されて話題となった方法なのですが、お子様でも真似できるくらい簡単に骨を取ることができるので、是非一度挑戦してみてほしいと思います。
さんまの焼き方のコツまとめ
いかがでしたか?
秋に食べたくなる食材No.1でもあるさんまですが、焼き方を工夫するだけでさらにその旨味を味わえることができるので、旬な季節にこそ是非とも試してみてほしいですね。
衛生面などで注意しなければならない点はありますが、しっかりとした処理をすれば安心して食べることができますので、秋の味覚の素晴らしさを体感してみましょう!
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